ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

エプソンソルト

ガーデニング関連の話が続きます。



我が家の庭には、家を買ったときからクチナシの木が植えてありました。




わたしは、ジャスミン、沈丁花、フリージア、ユリ、スイートピーなど
香りのいい花が大好きなので、クチナシの木があってすごくうれしかったのですが



なぜかこの木、元気がなく
蕾はたくさんつくのに、花が開く前に茶色になって落ちてしまい
葉も黄色ではらはらと落ちてきてしまいます。
(クチナシは常緑樹なのに)




水が足りないか、栄養が足りないか、と
いろいろやって見るのですが、ちっとも改善せず
特に今年は元気がなくて、葉もほとんど落ちてしまった状態



もはやこれまで……?



と、半分あきらめかけていたところ
ある日何気なく読んでいた新聞の園芸蘭に
「元気のないクチナシにはエプソンソルトを与えるといい」
と書いてあるのを発見



エプソンソルト?
うちのパントリーに入ってるアレ?




         

                    これ




エプソンソルト(epsom salt)はソルトといっても塩ではなく
硫酸マグネシウムのことだそうで
イギリスのエプソンという温泉地でたくさん採れたので
この名前がついたよう。




         


           白い結晶は確かに塩っぽく見える





つまり、エプソンソルトは温泉の素というか
こちらではバスソルトなんかによく使われるようで
スーパーでも石鹸売場なんかによく置いてあるんですね。





それがなんで我が家のパントリー(食品庫)にあったのかというと
これ、にがりに近い成分なんですって
ちょっと前に手作り豆腐に凝りまして。




にがりはこちらでは手に入らないので
いろいろ調べた結果エプソンソルトが代替え品になると




しかし
手間ヒマかかる割にでき上がった豆腐がいまいちだったので
ほんのわずかしか使われなかったエプソンソルトは
パントリーの奥で忘れ去られていたのでした。





パントリーから取り出してよく袋の裏を見てみると
使用法の欄には




ガーデニングに使用する場合は1リットルの水に20グラムを溶かして使用




とちゃ〜んと書いてある!




エプソンソルトをガーデニングに使うというのは
常識の範囲なのねぇ、こちらでは。
(少なくとも豆腐作りに使用するよりは一般的だと)




ということで



元気のないクチナシ君の根元に
エプソンソルト液を撒いて



回復を祈る日々であります。



               元気になれ〜