ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

3月11日に思うこと

数日前、ちょっとした気まぐれで
『サンチャゴに雨が降る』という映画(未見なのですが)の題材となった
チリのクーデターについて
軽く、軽〜く調べてみました。




Wikipediaによれば
「世界で初めて自由選挙によって合法的に選出された社会主義政権を、軍部が武力で覆した事件」




チリに誕生した社会主義のアジェンデ政権が
ピノチェト将軍が率いる軍部のクーデターによって倒されたのは
1973年9月11日のことでした。



このクーデターは
冷戦下にあって南米チリがキューバのようになってしまうのを恐れた
アメリカの後押しによるもの




ということで




それから28年後の2001年9月11日に
世界貿易センターのツインタワーにアメリカン航空機が突っ込む
同時多発テロが起こったのは
因果応報……というようなことを記述してるサイトもありました。




でも
アメリカが悪い……と言ったって
「アメリカ」ってなんでしょう?
あの事件で犠牲になった人たちが「アメリカ」?




チリのクーデターとその後のピノチェト政権下で犠牲になった
多くの人たちの死が




同時多発テロの被害者たちの死でチャラになるなんて
そんなはずは絶対ないんだから。




そして
月は違いますが、同じ11日に起こった日本の大きな不幸




これを「天罰」とか称した人がおりましたわね。




あの災害は
誰の罪に対する「罰」だったのか。




その罪は
あの災害で犠牲になった人々が贖わなければならないものだったのか。




そんなことをふと思った3月11日。




今日もオークランドは快晴







ウチの猫たちも元気です。