マックスに感謝!
お散歩仲間のひとりが
御主人の仕事の都合で、7月に日本へ引っ越すことになりました。
引越し先は広尾のマンションだそうですが
今の住まいも、オークランドでも超高級住宅が建ち並ぶ一角の三階建ての豪邸
いくら広尾でも日本のマンションに
今の家の家具や調度品がすべて納まるはずはなく
もう、値段をつけるのも面倒になっちゃったから
欲しいものがあったらなんでも持ってってちょうだい
という太っ腹の申し出を有り難く受けて
先週、みんなでお邪魔してきました。
そこで、ずうずうしくも
眺めのいいリビングに置いてあった背の高いテーブルと
おしゃれなキッチンに収まっていたスツール三脚を
無料で譲っていただくことになりましたが
三階のお嬢さんの部屋にあった大きな鏡台がふと目に止まり
聞いてみると、これも無料で差し上げますと
最近、すっかりおしゃれに目覚めた次女が
部屋に大きな鏡が欲しいと言い出していたところ
この鏡台なら次女の部屋にも入りそうだし
ちょうどよかったわ……と思ったのですが
次女と同じ年頃の娘を持つもうひとりの友人も
同じ鏡台が欲しいと手を挙げて
さて、どうしましょう?
母親同士で対策を協議した結果、
娘に代わってわたしたちがジャンケンで勝負するということになり
本日がその「ジャンケン決戦」の日でした。
実はわたし、ジャンケンはひじょうに弱い。
ついでに言えば、プレッシャーにも弱い。
それを知っている次女は「負けたらごめんね」というわたしに
「いいよ、別に……」とは言うものの、不安ありありの顔つきだし。
ちょうど朝ごはんをねだりに来ていた隣家の飼い猫マックスに
つい、すがる気持ちで聞いてしまいました。
ねぇ~、マックス~
きょう、あたし、ジャンケンするんだけどさ~
なに出したらいいと思う?
「グーかな?」……マックス、無反応
「じゃ、チョキ?」……やはり無反応
と思ったら、ぷすっと鼻をならしました。
よっしゃー! チョキだー!!
結果……勝ちました、チョキで
ありがとねー、マックス
明日は朝ごはん、奮発してあげるからね~
にゃん?
じつは
負けたらマックスのせいにしようと思っていた腹黒なわたし