Ida
友だちの誘いでポーランド映画の『Ida』(邦題『イーダ』)を観てきました。
予備知識ゼロのわたしに友人が言うには
「すごく暗い映画だよ」だって。
きのうは冬のオークランドにはめずらしい晴天で
風もなく穏やかな日曜日
こういう日に「暗い映画ですか」とJBは皮肉たっぷりでしたが
それほど「暗い」映画ではありませんでしたよ。
モノクロでしたけど(それを友人は「暗い」と言ったわけではないでしょうが)
時代は1960年代
戦争中のユダヤ人迫害が(ユダヤ人とユダヤ人でない)人々の心に残した
とても深く大きな傷が、静かに描かれていました。
観終わった後にど~んと落ち込んでしまうようなつらい映画ではなく
ラストシーン、主人公が淡々と道を歩いていく姿の
でも、何かを吹っ切ったような、毅然とした表情が印象的でした。
登場人物も、セリフも少ないので
英語の字幕(ポーランド語の映画なので)を読むのがすごく楽でした。
なんて、そんなことで映画を評価しちゃ、いけません。
が、いい映画でした。