ディズニーにはないもの Song of the Sea
Film Festival 3本目はアニメーションの『Song of the Sea』です。
『Grandma』のときは観客がお年寄りばかりでしたが
きょうの観客は小さな子供とそのおじいちゃん、おばあちゃんたち
アニメですから
わたしは娘たちと行きましたが
上が20歳、下が15歳ですから
友人の中には
え? お宅の娘さん、そんな年(にもなって)で、アニメ(なんかを)見るの?
という反応をする人もありますが、
大人でも鑑賞し得るアニメを作るのはジブリだけじゃない
大学でデジタルアートなるもの
(つまりは3Dだとか、コンピュータブラフィックスだとか)
を勉強している長女も
日本のアニメやコミックの情報をユーチューブでしっかりゲットしている次女も
わたしが『Song of the Sea』というタイトルを口にしたら
すぐに食いついてきましたよ
公開直後からすばらしい秀作だと
アニメオタクの間では評判の映画だったようです。
アイルランドの伝説をモチーフにした家族再生の物語
何がすばらしいって、その絵の美しさ
シーンのひとつひとつを、額縁に入れて飾っておきたいほど
ディズニーにはないもの、できないもの、のような気がする
いっぱしの批評家気取りの娘たちは
日本で大評判になったディズニーの『Frozen』を馬鹿にしておりますが
この『Song of the Sea』や
フランスアニメの『アーネストとセレスティーヌ』を見てしまうと
娘たちの気持ちも理解できる気がするのであります。