オークランドのもうひとつの顔
きのう、アボンデールのマーケットからの帰途は
高速道路を使わずに一般道を走ってきました。
途中、どこかでお茶でも飲もうかということになり
JBは車をポンソンビーロードへ。
ポンソンビーはシティのバイアダクトと並んで
今、オークランドで最もホットなエリアのひとつ
有名デザイナーのブティックや
おっしゃれ~なレストランやカフェがどんどんできています。
でも、JBが言うには
「40年前は麻薬中毒者が徘徊するスラム街だった」
とかで、その記憶のせいで
今でもあまり足を向けたくないエリアなのだそうな。
一方のわたしはと言えば
ポンソンビーはおしゃれでトレンディな街というイメージがあまりに強すぎて
おしゃれでもトレンディでもない自分が足を踏み入れるべきところではないと
変に気おくれがしているんですねぇ
宝ラーメンなら、ポンソンビーだけど、でもラーメン屋だから行かれるんだよね
と言って、朝9時前からラーメンでもないしなぁ
というわけで
ふたりとも、ポンソンビーに来たはいいけれど
どこへ行けばいいのかわからず
あやうくポンソンビーロードを通り抜けてしまいそうになっていました。
そのとき、ふと目に入ったのが、ここ
そういえば、
おしゃれな街ポンソンビーの真ん中に
その名も「Ponsonby Central」という
これまた超おしゃれなスポットができたという話は耳にしていました。
一度行ってみたいもんだ、とは思いつつも
上記の理由でいまだに未訪のままでした。
おしっ! いい機会だ、行ってみよう!
ということで、ちょっとワクワクドキドキ、ちょっとこわごわ
ポンソンビー・セントラルに入ってみました。
いきなり目に入ったのがこれ
さすがおしゃれな街、ゴミ箱もおしゃれであります
ニュージーランドの小売店は
大体が、朝の開店は早く(7時とか8時)
午後の閉店も早い(3時か4時頃)というのが決まりでしたが
最近はその辺も先進国に追いついてきたか
あるいはおしゃれな街は「fashionably late」であるべきと
みんなが思っているのか
ポンソンビー・セントラルの中のお店は半分近くがまだ開店前でした。
和食レストランのようですが
ここもまだ開店準備中
しかしさすがにパン屋さんは朝が早い
奥のほうの可愛いパン屋さんのカフェでコーヒーを飲むことにしました。
と、
普段、カフェの客が店の外のテーブルでお茶を飲んでいるのを見ると
「前の道を行く車の騒音を聞き、排気ガスを吸いながらコーヒー飲んで何が楽しい」と
毒づいているJBが、なぜか外の席に行こうと言います。
どうやら、店内にBGMがそこそこの音量でかかっていたのが
音楽嫌いのJBには気に入らなかったようですが
幸い、店の前の道は、日曜の朝のせいか車の通りが少なく
騒音も排気ガスも気にせずコーヒーとお菓子を楽しむことができました。
ガラスケースに入ったおいしそうなお菓子の中から
わたしはsalted caramel doughnutを選びました。
オークランドでも最近は塩キャラメルという言葉を聞くようになりましたが
さすがにポンソンビー、この辺は早いですねぇ。
一口かじった後の写真でスミマセン
さらに食べ進んだ写真ですが
真ん中までくると塩キャラメルの他にカスタードが出てきて
「キャラメル&カスタード大好き(。・ω・。)ノ♡」のわたしには
感動もののドーナツ
さらに、コーヒーはちょっと酸味が効いた
オークランドでは初めての味でした
JBはここのカフェのコーヒーが気に入ったようで
また来ようというのですが
JBの場合は「今度とお化けはでたことがない」
(昔勤めていた会社の上司の口癖)ですので
次にポンソンビーに来る時の連れが
友人か娘たちという可能性は結構高いです。
なにはともあれ、
わずか数時間のうちに
アボンデールとポンソンビーという
正反対の顔を持つふたつのエリアを経験して
なかなかに興味深い日曜の朝でした。