Trumbo
2日間降り続いた雨が、今朝はやんで
うす曇りの空から、時々太陽が顔をのぞかせると
急に蒸し暑くなりました。
きょうは映画『Trumbo』を見に、近所の映画館へ
一緒に行ったのは友達ではなく、JB
ここの映画館は、日曜から水曜までは
午後5時までに上映される映画は一律$9.90という特別料金
割引料金とか特別価格とかという言葉に非常に弱いJBだし
映画の内容も政治が絡んでいるので興味があるだろうと思い
誘ってみたら二つ返事で乗ってきました。
アメリカでは
20年代の恐慌を経験した不安と
第二次世界大戦でソビエトと協力して戦ったという記憶から
共産党に入党する人が、40年代頃はかなり多かったそうです。
それが、冷戦が始まって事態は一変
わたしは、物心ついたころはすでに冷戦の時代でしたから
アメリカ人って、昔からみんな共産主義アレルギーなんだと思ってましたが
映画の舞台はマッカーシズムが吹き荒れた頃のハリウッド
売れっ子の脚本家だったㇳランボも共産党員でしたが
召喚された聴聞会での証言を拒否、議会侮辱罪で有罪となって
投獄されてしまいます。
今、ベルリンの壁が壊れて、ソ連が崩壊して、
冷戦は終わりましたが
わたしたちの怒りや、憎悪や、不安や、恐怖は
新たなターゲットを探し出していきます。
世界のあちこちで起こっている悲惨な事件や
その後に起こる悲しい出来事を思うと
この映画が持つ意味はすごく深いなぁと。
それにしても、
主人公ㇳランボの奥さんはものすごく素晴らしい
まるで女神のような女性でしたわ。
JBは
「どうしたらあんな女性に出会えるんだろう?」だって
おいおい、目の前にひとりいるでしょう???