ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

勝手に前祝い

 

昨年の夏に、家事も何もかもうっちゃらかして

必死で訳仕上げた本

 

 

諸般の事情により、翻訳から1年経っても出版されておらず

わたし自身でさえ、その存在を忘れかけていたのですが

(いいのか、そんなことで!?)

 

 

先日、突然、「5月末に刊行の運びとなりました」とのお知らせ。

 

 

            ヤッホー

 

 

そりゃ、うれしいです、やっぱり。

 

 

で、おとといは出版に先立って、前祝いのランチ

 

 

……と思っていたのはわたしで

JBは来週の自分の誕生日の前祝い、と思っていたはず。

 

 

ま、前祝いには変わりませんワ

 

 

行ったのはティティランギ(Titirangi)のThe Refreshment Room

 

 

オークランドの西の端

ワイタケレ山脈の麓の町ティティランギまでは

我が家から車で約1時間

 

 

         遠い

 

 

何か特別なことがなければわざわざ出かけないところ

ニュージーランドに暮らし始めて15年ですが

この「特別なこと」が特になかったみたいで

ティティランギまで来たのは初めてだったかも。

 

 

では、

このThe Refreshment Roomがわざわざでかけてくるほどの

「特別な」何かだったか……と言うと

共同購入割引サイトGrabOneでクーポンが出ていたのと

このレストランのレビューが、絶賛しているのもあれば

ひどくけなしているものもあっていろいろなので

ホントのところはどうなのかなぁ、と興味がわいたのと。

 

 

レストランは、モンタナというワインメーカーのワイナリーを

改装したものだそうで

駐車場から階段を上っていくと

 

 

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              こんなテラス席

 

 

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           まずはバブリー(シャンパン)で乾杯

 

 

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          昼からアルコール? 前祝いですから。

 

 

 

         わたしの前菜はひよこ豆とパルメザンのチップス

 

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ニュージーランドでチップスと言えばポテトフライですが

これはそのひよこ豆版。

カリカリの食感はジャガイモのチップスと同じだけど、味は確かにマメ

トマトとピーマンのスモーキーなサルサもおいしかった

 

 

  メインは、わたしが塩漬けのハプカ(ミナミオオスズキ)のカペレッティ

 

 

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          JBはビーフとマッシュルームのカネロニ

 

 

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塩漬けのハプカが懐かしい干物の味で、さっぱりしたトマトソースと良く合ってた

JBのカネロニはビーフの味が強く出ていて

マッシュルームが好きなわたしにはちょっと不満な味でありました。

 

 

ここまで食べて、かなりお腹が苦しくなっていたのですが

どうもここはデザートがおいしいらしいので

 

 

               JBのトリュフ

 

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まさにチョコレートの塊

さすがに3個は食べられず、1個をふたりでかじって

残りは娘たちのおみやに。

 

 

でもわたしは自分のチョコケーキはしっかり完食いたしました。

 

 

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              すっご~い美味!

 

 

添えられた塩キャラメルのアイスクリームは、甘くなく塩辛くなく

こんな味のアイスクリームは初めて食べたかも。

そしてチョコケーキはなぜかすごく懐かしい味

こんなケーキをどこかで食べたことがあった……と

帰りの車の中でずっと考えていたのですが

 

 

思い出しました。

 

 

昔、独身の頃、ひとりでよく行ったケーキ屋バッハマンのハイデルベルク

1階のショップで選んだケーキを2階のティールームでお茶と一緒にいただく。

ハイデルベルクとミルクティーの組み合わせは絶品だったなぁ。

 

 

……とバブリーと満腹とで半分眠った頭で考えながら

ティティランギを後にしました。

 

 

で、レストランはどうだったのかと言うと

結構良かったな、というのが感想。

デザートがとにかくおいしかったし

金曜日のお昼時だというのに客が私たちの他に1組というのも

静かでのんびりできてよかったデス。

 

 

ゆっくり前祝いができましたもの。