今年のクリスマス その3 白と黒
近所のショッピングセンターに出かけたら
入り口を抜けてすぐに目に入ったのが
天井からぶら下がっているこれ
白と黒……?
まず思ったのが、お葬式
ニュージーランドの有名人が誰か亡くなったのか?
ところが
クリスマスツリー
そして、極め付け
この椅子に座ったサンタクロースに子供たちが
プレゼントに欲しいものを伝えるのですが……
クリスマスカラーと言えば
赤や緑や金などの、明るくて華やかな感じの色のはずですが
ここ数年は
真っ白なクリスマスツリーに青や紫で統一したオーナメント
といった「落ち着いた」色合いの飾りつけが
特に高級品を扱うショップなどで目立つようになりました。
そしてついに白と黒
そう言えば、誕生日の友人にプレゼントするブーケを花屋に注文したら
「リボンはピンクもいいけど、白と黒のほうがおしゃれよ」
と勧められたことがありましたっけ。
日本で生まれて育ったわたしにとって
白と黒の組み合わせは弔事以外の何物でもない。
ニュージーランド人との感覚の違いではあるけれど
クリスマスを白と黒でお祝いしようというセンスは
理解できないし、ちょっと許せないかも、と密かに思ってしまう。
だって
家族や友人が集まって過ごすクリスマスは
ワクワクと心が浮き立つ、楽しいもの。
華やかでにぎやかでなくちゃあ。
白と黒の飾りつけじゃあ
お祝い気分にはなれませんって。