ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

Hidden Figures

2月に入って、また気分が下り気味で。

 

 

気分のどん底は2、3年前に経験済み

それ以降は、少しずつ気持ちが上を向き始めていて

こういう、気分の上がり下がりも、もうないだろうと

ちょっと油断していました。

 

 

でも、今回のプチ鬱も、そろそろ出口が見えてきたみたいです。

 

 

ということで、ちょっと前に見た映画の話など。

 

 

『Hidden Figures』です。

 

 

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1960年代、黒人は白人とは種類が違う生き物

という考え方が大方の常識だったアメリカで

NASAの宇宙開発に貢献した3人の黒人女性のお話し。

 

 

数字と数式がやたらと出てくる映画でしたわ

主人公が黒板いっぱいに数式を書いて

それを見た白人男性のNASA職員たちが

おおお~っ! なんてどよめくんだけど

何がどう「おおおーっ」なのか、説明のセリフ聞いても分からない

英語の壁もあったけど

英語が理解できていても、セリフの意味は理解できなかっただろうと。

 

 

こういう、数字やら数式やらが当たり前のものとして

日常生活に存在している人々を

わたしは無条件に尊敬してしまいます。

 

 

しかし、

『Help』を見たときにも思ったんだけど

黒人は白人と同じトイレを使っちゃいけないとか

バスの座席が区別されているとか

そういう、何の正当性もない差別が存在していた時代が

そんなに遠い過去ではないという事実に

(少なくともわたしは生まれていた!)

あらためて感慨深い思いがします。

 

 

でも……

「何の正当性もない差別」というものは

今も、あらゆる場所で、日常的に存在しているのかも。

この映画の時代のアメリカのように

はっきりと目に見えていないだけで。

 

 

金子みすゞさんは

「みんなちがって、みんないい」

と言いましたけど

 

 

「みんないい」とは、なかなか簡単には悟れない。

自分とは異質なものに対して恐れを持つのは

(そしてそれを排除しようと思うのは)

人間としては自然なことじゃないかと思うのですよ。

 

 

でも、人間は野生の動物じゃないし。

 

 

あ~、なんか

支離滅裂になってしまいました。

 

 

まだ、プチ鬱から抜けきっておりませ~ん。