ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

新しいあだ名

毎日我が家にやって来て

時には1日の大半を我が家の台所で過ごす

「お隣の猫」マックス

 

 

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飼い主からマックスの世話を頼まれている

お隣の借家人さんと4月に話をしたときに

マックスが13歳という老猫だということが判明しました。

 

 

人間で言えば、80代くらいでしょうか。

思った以上におじいさんでした。

 

 

しかも、シッポの付け根あたりに腫瘍ができていて

「癌ではないと思うけど。もう長くないかもしれない」と。

最近は食欲も落ちて、与えたエサをあまり食べない

と、猫好きらしい借家人さんは憂い顔でした。

 

 

その話が伝わって以来、

「余命短い気の毒なおじいさん猫」マックスは

我が家のメンバー、特に動物好きの次女の同情を買い

 

 

家の中に入り込んできても、誰も追い払うこともせず

時には、メイやハルといっしょにエサなどもらって

すっかり我が家の一員のようになっていました。

 

 

が、

このマックス

年寄りなのは間違いありませんが

けっこうな「ワル」だということが

少しずつ露見し始めてきました。

 

 

まず、メイのエサを盗む

 

 

与えたエサを一瞬で平らげてしまうハルとは違い

メイは食欲にムラがあり、エサを食べ残すこともたびたび。

しばらくすると、またフラッと戻って来て残りを食べるので

メイのエサは出したままになっていますが

その食べ残しをマックスが食べる!

 

 

メイの食べ残しはハルも狙っているので

ハルの手の届かない、床から1メートルほどの高さの棚に皿を置くのですが

太り気味のハルがジャンプできないその棚に

身軽なマックスはヒョイと飛び乗って食べてしまうのです。

 

 

次に、ゴミを漁る。

 

 

台所で出たごみはまずスーパーのビニール袋にまとめ

いっぱいになったら、外の大きなゴミ箱に持って行くのですが

台所に誰もいないと、

マックスはゴミのビニール袋をあさって

ハムの切れ端やら、お肉の脂身やらを食べてしまう!

 

 

さらには、

台所に置いた食材や料理まで盗む!

 

 

我が家では食事の後片付けはJBが担当ですが

(料理担当がわたしなので)

JBは、食べ終わった後にすぐに片付けることをしない。

「2階でちょっと××をやってから、すぐに片付けに戻る」

と言って、そのまま忘れてしまうのです。

 

 

台所に積まれた汚れたお皿が、夜遅くとか

翌朝まで残っていることも、よくありました。

(日本のようにゴキブリが多くないのは幸いです)

 

 

が、ハルが来てからはそれが変わりました。

とにかく、すぐに片付けてしまわないと、

ハルがお皿をなめる、残り物を食べる。

 

 

そんなものを食べたら、病気になるでしょ!

 

 

と叱っても、ハルには分かりませんものね~。

 

 

しかし、ハルのいいところは(抜けているところは?)

残り物も、料理しかけの肉なども

お皿の上にペーパータオルを1枚かけておけば手を出さないことです。

 

 

ところが!

マックスにはその手は通用しなかった!

 

 

お皿の上に2重にラップをかけ、その上に布巾を置いても

(悪)賢いマックスは、布巾をはずし

丁寧に(?)ラップをはがして、中の料理を食べるのですよ。

 

 

動物好きで、マックスに優しい次女も

ラップに包んでおいたお昼のハムサンドをマックスにやられて

(ハムだけ食べて、レタスとパンはきちんと残してあった)

さすがに腹をたてておりました。

 

 

あんたね~、病気だったんじゃないのー?

食欲、なかったんでしょー?

 

 

仮病だったか?

 

 

というわけで、

我が家に入りびたりは相変わらずですが

家族のマックスに対する態度は

以前ほどやさしくなくなりました(?)

 

 

そして、

マックスの新しいあだ名は

 

 

           詐欺師の不良ジジイ

 

 

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