不安は、的中する。
最近、チームトンガリロの面々と
定期的に日帰りトレッキングに出かけるようになったわたし。
先日のTiritiri Matangiも楽しかったし
次はどこへ行こうかなぁと
自分でもオークランド周辺のコースを調べたりするようになって。
そういうわたしの様子がよほど楽しそうだったに違いない。
JBが一緒にウォーキングに行こうと言い出しました。
JBが提案してきたのは
JBの実家からさらに車で30分ほどの海岸に突き出た
Duder’s Peninsulaという小さな半島
何年か前まではDuderさんという個人の所有地だったそうですが(半島全部が!)
今は市が管理する公園になっています。
市のウェブを見たら
Cornwall Parkと同じように牛や羊が放牧されているようで
牧草地の中を歩くおもしろそうなコースがいくつかあって
チームトンガリロの仲間たちにも紹介できるかも、と思ったので
JBの誘いに乗ったのですが
JBが一緒の外出は不測の事態がやたらと発生する。
せっかくのウォーキングを台無しにしたくはないので
わたしなりに予防措置をいろいろ講じたつもりだったのですが……
平日の出勤時だったので高速道路が予想以上に渋滞していて
JBが、俺の腕の見せどころ!とばかりに裏道に入って
あっちの角、こっちの脇道、とごちゃごちゃ走ったので
後で友人たちに説明するときのために道順を覚えておこうと思っていたのが
それどころではなくなってしまった、というのは、大したことじゃありません。
Duder’s Peninsula Regional Parkには1時間ほどで到着。
ホームページの地図を印刷して
1、2時間で歩けそうなコースを選んで
このコースにしようね、と話しておいたのですが。
ここの分かれ道
左側へ行くのがわたしが選んだコース。
JBが右側へ歩いて行ったのは言うまでもありません。
地図によれば、そのコースは20分ほどで海に出て行き止まり。
海まで行ったら戻って来ようとJBが言うので付いて行ったのですが
JBは海まで出ると「先にも道がある。人が歩いた形跡がある」と
海に沿った草むらの中の細い道をどんどん進んで行ってしまい
ついには地図に「Sea kayak only」とある(つまり海からしかアクセスできない)
どん詰まりまで歩き続けるはめに。
それでも来た道を引き返そうとしないのがJBです。
その後の数10分は、
両手足を総動員して、丘の斜面をよじ登ることとなりました。
登った先は羊が草をはむ牧草地。
フェンスが張ってあって、どう考えても一般の人が立ち入ってはいけないエリア
見下ろすと遥か下方に本来のウォーキングトラックが
あー、やれやれでございます。
ウォーキングトラックに戻り、駐車場に向かってゆっくり下っていくと
右側にも左側にも青く光る海が見えて
放し飼い(?)の牛はわたしたちが近づいても動じる様子もなく
最初からちゃんとしたトラックを歩いていたら
きっとすごく気持ちのいいウォーキングができただろうに。
でも、汗は十分かきました。
時間にして1時間ちょっとだったけど、運動量は相当だったはず。
その後は、JBの本来の目的だったここへ。
生ガキと牡蠣のスープと家から持ってきたパンでランチ。
不安はやっぱり的中して
いろいろハプニングは起こったけど
楽しかったことには違いない、アドベンチャーウォークでありました。