ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

まじめでよかった

今週の「ガッテン」は乳がん検診がテーマでしたね。

日本の乳がん検診のことはよくわかりませんが

ニュージーランドでは

45歳から69歳までの女性は2年に1度のマンモグラフィーが

無料で受けられます。

 

 

強制ではありませんが、時期がくると

「そろそろ検診の時期ですよ。予約してくださいね」と連絡が来ます。

 

 

わたしの癌はマンモグラフィーで見つかりました。

直径10ミリの小さなもの

これだけ小さいと、自分で胸を触っても何も感じません。

検診に行っていなければ見つからなかった癌です。

 

 

     f:id:sneezycat:20180908111259j:plain

 

     乳がんと診断されると病気と治療についての基本的な情報を説明した

          「乳がんの手引」を渡されます

 

 

生体検査の結果、わたしの癌はグレード(悪性度)1と診断されました。

進行速度が遅い、比較的性質のいい癌ということです。

こうした癌は

自覚症状が出るほどの大きさになるまでに5年近くかかる場合もあるそうで

そういう段階にまでなっていると、

がん細胞がリンパを通って体中に散らばってしまっていて

骨や肺や脳に転移して、乳がんは手術で摘出しても

身体の他の部分に癌として発症する可能性も高いということです。

 

 

進行の遅い癌だったのが幸運でしたが

早期に見つかったおかげでリンパ節への転移もなく

術後はマンモグラフィーで見落としているかもしれない小さな癌をやっつけるための

(つまり、再発予防のための)放射線治療だけでよいことになりました。

 

 

本当によかった

 

 

レントゲンを撮るのは乳房をブチっと押し潰すような感じで痛いし

わたしのような小さい胸だと、なかなかうまく撮影できないらしく

身体をあっちに向けろ、顔はこっちを見ろ、手はそこに置け

と、けっこう面倒くさいのは確かなのですけど

(技師によっては不愛想でヘタクソな人もいるし)

受付から終了まで、30分もかかりません。

 

 

初期の乳がんの術後5年間の生存率はほぼ100%だそうです。

そして、初期のがんは自分では見つけられない。

マンモグラフィー、真面目に受けていてよかったなぁ。