ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

食べ物は大事にしましょう

クライストチャーチの惨劇を知った時と同じくらいに

ものすごく腹が立ったのは

事件後にオーストラリアの政治家が

「この事件の原因は、ニュージーランドの移民政策が甘く

イスラム教徒の移民をどんどん受け入れていることにある」

といった趣旨の発言をしたとき

 

 

もちろん

この政治家は世界中からごうごうの避難を浴びて

十代の少年に生卵をぶつけられるという有様

 

 

それでも、いまだに謝罪も撤回もしていないっていうのは

それはそれですごいかも。

卵を投げた少年には顔面に2発もパンチ喰らわしてるし。

 

 

一方の少年には称賛の嵐

Egg Boy(タマゴ少年)なんて呼ばれて世界のヒーローです。

 

 

確かに、ちょっと胸がスカッとしましたけど

少年に対する世の中の狂乱振りには少々違和感を感じていましたところ

同じように感じる人は他にもおられるようで

 

 

きのうのHerald紙に掲載されていた記事

 

Egg Boy's heart was in the right place, but he's no hero - NZ Herald

 

 

元々はオーストラリアの新聞記事のようで

オーストラリアの人々に呼びかける文章になっています。

 

 

この記事に書かれていることは見事に正論で

あんまり真っ当すぎて、ちょっと恥ずかしくなるくらいですが

 

 

わたしの気持ちをほぼ100%代弁してくれていると思うので

紹介させていただきます。

 

 

怒りのはけ口を暴力に求めていたら

いつまでたっても何も解決しない。

 

 

程度の差こそあれ

生卵を人に投げつけることも暴力には変わりありません

(かなり大きな「程度の差」ではありますが)

 

 

それに……

 

  食べ物を粗末にしちゃいかんでしょ、少年!