プレゼント
日曜日は私とJBの結婚記念日でした。
18周年
毎年この日は「お互いよく我慢してるね」と慰労し合います。
さて、記念日でもあるし、ふたりで晩ご飯を食べに行こうということになりました。こういう時は以前はJBのお母さんに子供たちのベビーシッターを頼んでいたのですが、今は長女が15歳なのでその手間もなし、気軽に出かけられるようになりました。
それでも、これまでは私が夕食の支度をし、娘たちに食べさせてから出かけていましたが、今回は思い切ってすべて長女に任せることに。
長女も先日のクレープの成功で自信がついたのか、「妹の分と二人分を作って」と言うと、嫌がらずにパントリーの中をごそごそやり始め、「このパスタはゆで時間はどのくらい?」などと訊いてきます。どうやら私が娘たちの昼食によく作っている「おしょうゆパスタ」を作るつもりのよう。
ふだんは喧嘩ばかりの妹も、両親が留守となると急にしおらしく姉のお手伝いなどしようという様子で、急ごしらえの「仲好し姉妹」誕生です。
私とJBは中華料理店で青菜の炒めものとタラの蒸し煮という、あっさりヘルシーな(というか年寄り向けというか)食事をし、サーカス・サーカスで食後のコーヒーという定番コースをまわって10過ぎに帰宅。
帰りの車の中で「あの子たち、ちゃんと食事したかなぁ」と言うと、JBが「それより台所がどうなってるかのほうが問題じゃないか?」と。
そうでした。自分たちで夕食が作れるかという心配ばかりで、後片づけのことにまで頭がまわりませんでした。
テーブルから下げた食器を食器洗い機に入れるのさえ面倒がって手伝おうとしない娘たち。使った後のなべや汚れた食器でいっぱいの台所を覚悟して家に戻ったのですが。
え?
なんと! 台所がきれいに片づいているではありませんか!!
食事の後、長女がすべて片づけたようです。
しかも次女も、私たちがおみやげに買ってきたサーカス・サーカスのチョコクッキーを「もう寝る前だから」と食べずにパントリーにしまう優等生ぶり。
夜、ベッドの中でJBが
「きれいに片づいていた台所が結婚記念日の一番のプレゼントだったね」
とクスクス。
娘たちの成長ぶりをあらためて感じた18回目の結婚記念日でした。