ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

マジだぜ

 クライストチャーチを大地震が襲ったあの日、私の主治医を慌てさせた血圧の値は、



 その後にクライストチャーチを上回る大きな災害が日本を襲ったからといって改善されるなんてことが……



            あるはずもなく 



 実は、あの、地震が起こったあの日も、私は主治医のドクターと会っていました。



 ニュージーランドの医師は、よほどのことがない限り、薬を処方しません。




 風邪をひいた子供を診察に連れて行っても、解熱剤を出してくれるのがせいぜい。注射も予防接種のほかにはしているのを見たことがありません。



 咳が出ると言えば咳止めの薬、喉が痛むと言えば喉の腫れを抑える薬、と症状にあわせた薬をこまごまと出してくれた日本から来たばかりの頃は、ニュージーランドの医療がとても頼りないものに思えましたが



 できる限り薬は出したくない、という姿勢を、今では支持できる気持ちになっています。



 と言うわけで、



 最初にかなりの高い値を出した後、
 1週間ずつ間を開けて2回測定した血圧の値が
 ほとんど変わらない、という状況にあっても



 私の主治医は


  できれば薬は出したくない


 とおっしゃいます。



 で、彼女が私に示したのは

 1.家庭での定期的な血圧測定
 2.食事の改善
 3.週に3回以上の運動



 というものでした。


 これを3ヶ月間続けて、それでも血圧が高いままだったら、そのときは降圧剤を使いましょう、と。



         できますか?


 と訊かれて


       できません、と答えられますか?



 翌週にはさっそく家庭用の血圧測定器を購入
 朝と夜の2回 血圧を測っています。 

         
      

           

 食事も何とかなりそうな気がしますが、



            問題は運動




 もともとがスポーツは観るのも自分でするのも興味なし




 でも、こうなったら何とかやらなくちゃならない。



 そんな時、
 お買い得チケットの販売サイトで見つけたスポーツクラブの格安バウチャー




 ヨガやピラテスなどのグループレッスンが8回で30ドルという超お得値段。


         
          買いましたよ〜



         




      でも、買っても実際に行かなくちゃね。


 ホントにスポーツクラブなんてところに足を踏み入れることができるのだろうか、この私に?


 マジで?
 そう、マジで。


 本気で取り組まなくちゃ、血圧は下がりません。