ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

601でかもめランチ

きのうは601でかもめランチでした。



……何のことだか分かりませんね。



かもめランチとは、かもめ母たちと一緒に楽しむランチ
かもめ母とは、元かもめクラブメンバーのお母さんたちのこと
かもめクラブは、オークランドにある
日本人を親に持つ子供たちのためのプレイグループ



ニュージーランドに引っ越してきたばかりの頃
右も左も分からなかったわたしに手を差し伸べてくれたのが
このかもめクラブのお母さんたちでした。



オークランド生活でわたしが得た一番の大きな宝物は
このかもめクラブを通じて知り合ったお母さんたち



かもめクラブを卒業した後も
(かもめクラブは子供が満5歳になったら卒業)
子供たちを連れて、みんなであちこち遊びに行ったり
バーベキューをしたり、と交流は続いていて



息子や娘たちがすっかり成長して十代になり
時間の余裕ができた今は
お母さんたちだけでランチに出かけることが多くなりました。



そして601は
わたしたちがかもめクラブに所属していた頃の黒一点だった
ヒロシさんがオーナーシェフの和食レストラン



あまり大きくはないお店ですが
お昼時は馴染み客で満席状態です。



予約客にだけに特別に出してくれるアミューズ
きのうは五穀米にサーモンとエビが乗ったお寿司
アボカドとマヨネーズがとってもいいコンビネーションでした



ランチのセットは
メインにご飯(五穀米と白米のどちらかを選べる)とお味噌汁
お刺身、コーヒーとデザートという組み合わせ
(メインは写真撮り忘れました)



わたしはお魚料理(ブルーノーズ:和名はナンキョクメダイと言うらしい)を頼みましたが
先日のヘンダーソンのお店とはまた趣きが違って
日本の定食屋さんのご飯のようで
なんだかホッとする味です。



シェフが知り合いなので
「このお魚のソース、何を使ってあるの?」などと
気軽に(ずうずうしく?)訊くことができるのも楽しいところ



ブルーノーズのソテーにかかっていたとろっとしたソースは
おしょうゆとバターとレモンで、
バターの味が少し強目に出た濃厚な味でした。
とろみを出すのに使ったのは片栗粉ではなく
アロールートというものだそうです。


    
何、それ?
と聞き返せば、ホイ、これだよ、とヒロシさんが見せてくれます。



     




「片栗粉」として市販されているものはジャガイモの粉ですが
これはタピオカの粉だそうです。
片栗粉とはちょっと違う感じのとろみでした。
今度使ってみようかな。




〆のデザートは601の看板メニューでもあるモッフル
(モッフルが何かについてはこちらをどうぞ)





コーヒーはハワイの豆だそうで
バニラのようないい香りのコーヒーです。
普段わたしはミルクたっぷりのイタリアンコーヒーばかりなのですが
ここのコーヒーはとにかく香りがステキ
つい飲んでしまいます。




601は頻繁に通うには我が家からは少し遠く
1年に1回くらいしか行く機会はありませんが
行くたびにまた来たいなぁと思ってしまうお店です。