アラフィーおばさんの女子会旅行 IN ハワイ その4 ~理想郷へ~
ここまでハワイ旅行記を書いてきて
「50歳前後」は「アラフィー」ではなく「アラフィフ」
というのではないかと
ふと気づいたのですが
ここまで来ちゃったら
それこそ「50過ぎの」ずうずうしいおばさんぶりを発揮し
「アラフィー」で無理を通すことといたします。
さて、
ハワイ滞在中はお天気に恵まれました。
ずっと晴天というわけではなく
にわか雨にも何度か遇いましたが
オークランド暮しですから
ちょっとくらいの雨には動じませんわ。
ハワイの雨は
雨粒が細かい、優しい雨で
それになにより
冷たくない
適度に降ってくれたおかげで
あまり暑くなりすぎず、かえって過ごしやすかったように思います。
ハワイに着いて初めてすっきりとした頭で迎えた4日目の朝。
ぐっすり眠れたせいか、うれしいことに
あの、わけのわからない不安な気持ちはかなり薄れてきていて
きょうはなんだか楽しくなりそうだ、と
ウキウキした気分もわいてくるから不思議です。
さて、4日目の予定は「各自自由行動!」のはずだったのが
なんとなく全員でホノルル美術館へ向かうことになりました。
ワイキキの名物、トロリーに乗って出発
美術館前でトロリーを降りたら、途端にザーッと降ってきました。
美術館はまだ開館前でしたが、入り口の前には屋根があったので
そこで雨をよけながら美術館が開くのを待っていたら
こんなかわいいヒトも私たちの横で雨宿り
ハワイ滞在中に何度となく見かけたこの鳥
スズメを二回りほど大きくしたサイズで
鳩の仲間ではないかと思うのですが
名前はついに分からずじまい
雨が上がったら知らないうちにいなくなっていました。
美術館では二手に分かれ
わたしは友人ふたりといっしょに
美術館からバンに乗ってシャングリラのツアーへ
シャングリラは
タバコと電気事業で巨万の富を築いた父の遺産を相続し
わずか12歳で大富豪になったドリス・デュークの豪邸
邸内は写真撮影が禁止だったのですが
家の中の壁から天井から家具調度から
これでもかっ! というくらいにお金をかけた豪華な作りで
でも、嫌らしさが全然ないのね、とても上品で。
家の中で唯一撮影が許可されていたデッキからの景色
この邸宅を「理想郷(シャングリ・ラ)」と名付けたドリス・デュークの
思いが分かるような、すばらしい眺めです。
向こうに見えるのはダイヤモンドヘッドですが
ワイキキ側から見えるのとは反対側の景色
「裏ダイヤモンドヘッド」
こういう絶景を独り占めできていたのね、ドリスさんは
デッキにあったモザイクの壁
この配色に惚れました。
タイルやモザイクや、ましてやイスラム美術になど
まったく興味がなかったのですが
このシャングリラ全体に漂う中東の雰囲気が
ハワイの青い空と青い海に不思議なほどに溶け合っていて
自分でもびっくりするほど感動しました。
日本語ツアーのガイドさんの説明も
興味深く、とても楽しいものでした。
このシャングリラとガイドツアーを
偶然ネットで見つけたのはわたしだったので
一緒に行った友人からは
「いいものを見つけてくれた」と感謝されましたわ
でも、シャングリラツアーの時間の都合で
ホノルル美術館そのものをゆっくり見る時間が取れず
ちょっと心残り
またハワイに行くことがあったら
今度は美術館のガイドツアーに参加したいなぁと思っています。