遠い国から
誰もが経験したこともないような大きな地震が日本を襲ってから4日目。
毎日のようにNHKの報道を見ています。
日本ではたくさんの人たちが命を落とし、なんとか生き延びた人たちも、生き抜いていくために大変な苦労をしています。
そうした映像を目の当たりにしながら、遠くはなれた国でいつもと変わらない生活を送っていることが、なにか、とても不思議なことのように思われます。
日曜日に開催されたジャパンデイについても、開催するべきではなかった、自粛すべきだった(日本人は「自粛」という言葉が好きですね……)、という声もあちこちから上がっていたようです。
一方で、ジャパンデイを開催し、こうした状況の中でも日本人はがんばれるのだとアピールできたことはよかった、という意見もあります。
さまざまな意見、考えがあります。
それが当然、そうあるべきだとも思います。
大事なことは、
こうした意見、考え方の違いを認め合い受け入れあった後に
互いに手を取り合って
日本のために何ができるのかを考え、実行していかれるか
ということでしょう。
ジャパンデイでもたくさんの人たちからたくさんの義援金が寄せられました。
総額は約1万ドルほどだったそうです。
これは日本人会が代表して赤十字に送る予定です。
また、ジャパンデイの会場では
日本人ではないたくさんの人たちから
「大変だけど、がんぱって」という励ましの声をかけていただきました。
地震、津波で犠牲になった方々、明日を生きていくためにとてつもない苦労を経験している方々
そうした人たちのために
しっかり生きて、行動を起こしていくことが、
遠い国にいる私たちのすべきことなのだろうと思います。
ジャパンデイでは補習校の子供たちが合唱を披露しました。
そして会場のみんなも声を合わせて
がんばれニッポン
と繰り返して、ジャャパンデイは幕を閉じました。
1日も早い復興を遠い国で祈っています。