サザエさんナイト

昨日の夜はウォーキングの仲間たちで新年会をしました。

三月末になって新年会というのも変ですが
全員が集るとなるとなかなか日程の調整が難しく
「新年会」というのもみんなで集るための口実に過ぎないところもあり
三月であろうと四月であろうと
今年初めての食事会なら「新年会」で構わないだろうと。

場所はキングスランド（Kingsland）のタイレストラン

キングスランドはバーやレストランが多いおしゃれな街ですが
我が家からは少し遠いこともあって
わたしはほとんど行ったことがありません。

毎月のお花のワークショップでマウント・アルバート（Mt.Albert）へ行く途中にキングスランドを通るので
方向は分かっているけど、という程度。

しかも、昨日は途中、エプソン（Epsom）で友だちをひとり拾っていくことになっていて
エプソンからだとキングスランドへはどう行っていいのか
皆目分からない。

助手席の友人の
「次を左」、「そこ、右に入って」といった指示に従って車を運転していると
両側の風景は見たこともないものばかり
すっかり「ここはどこ？（オークランドだよ！）」の世界。

そのうちに立派な塀に囲まれた大きな建物の横を通過

ゲートにはラグビーボールを持った少年の像などが付いているので
ニュージーランドではスポーツ（特にラグビー）をやらなければ
男子ではない、といった風潮もあるし
これはきっと大きな私立の男子高校であろうと思い、友人に訊いたら
「ここ、イーデンパーク（Eden Park）」という答え。

　　おお〜！　これがあのイーデンパークか〜！

イーデンパークはニュージーランド最大のスポーツスタジアム
去年のラグビーワールドカップでは
開会式も、決勝戦も、ここで行なわれました。

　　　　　　　　　　それは知っていましたよ。

でも、イーデンパークというものが
どんな建物なのか、見たことなかったもの
（見たいと思ったこともなかったもの）

しかし、
ラグビー大国ニュージーランドに１１年も住んでいて
ラグビーの殿堂イーデンパークを
学校と間違えるような人間は
そう多くないことと思います。

その後、無事、会場のタイレストランに到着
みんなでおいしい料理とワインで楽しい時間を過ごし

さて、会計、という段になり、
みんなからきっちりぴったり集金したお金を持って
幹事のわたしが支払に行くと
レジのお兄さん、
「Too much」と言ってお金を返してくれます。
現金を持ってこなかった友人の分が含まれていないにもかかわらず。

そんなはずはない、と数え直してもらいましたが、
やはりお金が多い。

狐につままれたような気分でテーブルに戻りましたが
足りないと言われたわけじゃないし
多かったお金はこの次の食事会の資金にしようと話がまとまり
そのまま解散。

でも、なんとなく納得がいかなかったわたしは
帰宅してからもう一度計算のし直し

結果……
滅多に持たない１００ドル札で自分の分を支払ったわたしが
おつりの小銭だけをお財布に入れ、残りの大きなお札は
みんなから集めたお金と一緒にして会計に持って行ってしまったことが判明

ふだんからあまりお金には頓着しない性格であると
自分でも認識してはおりますが
それにしても、１００ドル出して数ドルのお釣りだけもらって
後のことはすっかり忘れていたとは
我ながら見事です。

イーデンパークとお釣りのもらい忘れ

今後友人たちのわたしを見る目がどう変わるのか
ちょっと気になるところです。

（いや〜、あなたらしいわねぇ〜、という感想だったら
ちょっとプライド傷つくかもしれない）