ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

記念日旅行2019年 その3 ファンガモモナ共和国

そもそも、なぜファンガモモナは

ニュージーランドから独立し共和制を取ることにしたのか

 

 

JBによると

数十年前の国勢調査で

中央政府がファンガモモナを調査対象に入れ忘れるという

とんでもない大失態を犯し

ファンガモモナは文字通り「忘れられた町」に

 

 

怒り狂った住人たちが

「てやんでぇ、それじゃあ、独立してやる!」と

決起したのだそうな。

 

 

……ホンマかいな。

 

 

でも、こういう大ポカが

実際に起こってもおかしくないのが

ニュージーランドではあります。

 

 

独立を記念して毎年1月に開催される

Whangamomona Republic Dayには

各地から観光客が集まるとかで

 

 

2年に一度、この日に選挙で選出される大統領は

たまにヤギだったり、プードルだったりと話題満載で

(現大統領は人間だそうです)

町おこしとしては成功しているように思います。

 

 

以前にJBが来たときは

メインストリートに面した家々は

どれもペンキがはがれて崩れかけたものばかりで

まるでゴーストタウンのようだったそうですが

 

 

今は、建物の修復が進んでいるようでした。

ホテルに隣接する旧郵便局の建物は

ホテルのオーナーが買い取ってリノベしたそうで

表は昔の郵便局のままですが

内部を宿泊施設に改築したいと話していました。

 

 

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そのほかの、かつての肉屋さんや銀行の建物も

奥はリノベして普通の住宅になっているようですが

通りに面した部分は昔のままに残した形で修復し

メインストリートは

20世紀初めの初期の入植者たちの生活の様子を紹介する

博物館のような感じになっています。

 

 

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            旧オーストラリア銀行の建物

 

 

 

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            この町で最初の鍛冶屋さん

          車が一般的になる前の時代なので

         主に馬の蹄鉄を作っていたのだろうと思います

 

 

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             雑貨屋さんの建物

       この辺りでは最大規模のスーパーだったそうで

         最盛期には店員が23名もいたのだそうな

  

 

     

今回、わたしが「ファンガモモナに行く」と言うと

「それ、どこ?」という反応が圧倒的で

知る人ぞ知る「忘れられた町」ですが

歴史や昔の建物が好きなわたしには

なかなか楽しい町でした。