ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

コレステロールと血圧と、ADHD

これはわたしの覚書です。

忘れてしまわないための、わたし自身へのリマインダーです。

 

 

先月受けた血液検査について話をするために

きのう、かかりつけの医師に会ってきました。

 

 

ニュージーランドでは、検査結果は本人には知らされず

直接かかりつけ医のところに通知されます。

何か異常がある場合は医師から連絡が入りますが

特に問題がないときは、検査を受けたけどそのまんま音沙汰なし

ということも多いです。

結果を知りたければ医師との面談の予約を入れる必要があります。

 

 

わたしはコレステロール値を見るための検査を

年に一度受けていますが、去年は検査結果を聞くのを忘れてしまいました。

今年は、検査結果を踏まえて医師にいろいろと相談しようと思っていました。

 

 

検査の結果、コレステロール値は前回と変わらず

「要治療」かどうかのギリギリのボーダーライン上で

悪化していないのはいい知らせですが、改善もしていないということです。

 

 

血圧のほうは、測定をだいぶサボってしまっているのですが

たまに測ると150近くになることもあり

ちょっと気になっていました。

 

 

年齢や体重、喫煙するかどうか、酒量はどのくらいか、などの項目に

現在の血圧値やコレステロール値を加えて

コンピュータで計算してもらったところ

わたしが25年以内に心臓病や脳溢血などの循環器系の病気になる可能性は

かなり低いのだそうです。

が、わたしの両親は共に血圧で亡くなっているし

親戚中をざっと見渡しても、血圧以外の理由で亡くなった人は

ほとんどゼロじゃないかと思うくらい「高血圧ファミリー」です。

 

 

コンピュータのリスク計算にはこうした遺伝要素は含まれていないし

血圧は常にわたしの気がかり要因でした。

「ストレスも要因ですしね」というドクターの言葉をきっかけに

わたしは自分の心の問題についての話を切り出すことができました。

 

 

たとえ相手が医師であっても、こういったことを話すのは

やっぱり勇気が要ります。

ましてやかかりつけのこの女医さんは長女のクラスメートのお母さんなので。

「20年以上もだれにも言えずに、おつらかったでしょうね」

と言われたときは、思わず涙が出そうになってしまいましたが

わたしが欲しいのは同情ではなく、プロの医師としてのアドバイス。

 

 

結論から言うと

投薬などの治療は、今の段階では必要ないのでは、ということでした。

うつ症状を引き起こす源、ストレスの元がはっきりしていることと

今は少しずつ状況が上向いてきていること

それを自覚できていること、が理由のようです。

わたしの症状は、うつ病というよりも

Adjustment Disorder(適応障害)に近いようです。

 

 

JBの症状についても話しました。

やはり軽度のADHDだろうという判断でした。

JBの担当医はわたしのかかりつけ医とは違う先生なので

自分の担当医にJBから連絡を入れれば

相談に乗ってくれるし、専門医の紹介もしてくれるということでした。

 

 

ADHDは飲み薬もあるそうです。

こういった症状のために、日常生活のこうしたことが困難である、

ならばこれはこういう考え方、取り組み方をしてみよう

といった、コンサルティングに近い治療法もあるようです。

 

 

血圧のほうは、これから3か月間真面目に測定を続けて

その結果を見て降圧剤の使用が必要かどうか判断しましょう

ということになりました。

うつ症状のほうも、そのときの状態によっては(また悪化しているかもしれないし)

治療しましょうと言うことになるかもしれない

ということです。

 

 

抗うつ剤についてはネットなどで怖い話をいっぱい見てしまったのですが

ドクターの話では、副作用が出る人はごくわずかですよとのこと。

また、副作用が出ても軽度なものが多く、薬の効果とをはかりにかけたら

やはり服用の効果のほうが大きいと。

さらに、薬にはいろいろなものがあるので、

合わないと思ったら違う薬に変えることも難しくないようです。

 

 

帰宅して、JBにはドクターとの話を全部話しました。

案の定、自分がADHDであるという点には頑固に抵抗しましたが

 

「落ち着きがないわけじゃない。ちゃんと座って本が読める」

「わたしはあなたが読書しているのを見たことがないけど」

「面白い本がないだけだ」

「プールやビーチで座っているのは苦痛だって言ってたじゃない」

「退屈だからだよ。ただ座っているだけなんて、人間のすることじゃない」

「物忘れもひどいじゃない。わたしの言ったことすぐ忘れるし」

「それは君が日本語でいうからだ。言葉の問題だ」

「キーウィの友達との約束もよく忘れるけど」

「まったく英語もちゃんと喋れない奴ばかりだからな、僕の周りは」

……と、例によってああ言えばこう言うで。

今までならこれだけでカッカとなっていましたが

これも病気の症状なんだと思うと、笑って聞き流すことができます。

 

 

JBに対する悪意から彼が病気だと思い込もうとしているのではなく

客観的に見てもJBの症状は普通ではないのだということが分かって

わたしの気持ちはずいぶんと軽くなった気がします。

 

 

ちょっと現金すぎるかな?

 

 

          マックスに負けてないかも?

 

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              なんの話~?