春爛漫
花見に行ってきました。
風はまだ少し冷たい感じですが、日射しはうらうらと暖かく桜の花の下でのピクニックにはまたとないお天気。
桜の花を愛でながらのピクニック(宴会)というのは日本人だけのものでしょうか。花の下でお弁当を広げているのは私たちのほかにはもうひとつのグループのみ。どうもそちらも日本人のよう。素晴らしいお天気なので公園にはたくさんの人たちが来ていましたが、中国の人も韓国の人も桜をバックに写真撮影するだけ。桜の下で食べるおにぎりは最高なんだけどなぁ。
コーンウォールパークの桜は満開には少し間がある7分咲きくらい。日本で一番ポピュラーなソメイヨシノとは違う種類のようで、地面に散っているのは花弁ではなく、椿のように花がそのまま落ちています。次女はそれを集めて髪に飾ったり帽子に飾ったり。
桜の下でのお弁当が終わると、子供たちは芝生の上に散っていき、ボールをけったり木登りをしたり。大人たちは日本酒ならぬイングリッシュ・ティーとビスケットでおしゃべり。ゆっくりと時間が流れていきます。
ふと気づくと、私たちの近くの木にロゼラというオウムの仲間の鳥がとまって、盛んに桜の花をつついていました。
ニュージーランドの在来種にはこんなに派手なものはいません。多分オーストラリアあたりからペットとして輸入されたものが野生化したのだろうと思われます。トゥイと同じく花の蜜や果物を餌にするので、果樹園を荒らすとしてニュージーランドでは「害鳥」に指定されています。市役所に連絡すると「処分するように」と言われます。でも、こんなに愛らしい鳥、誰も殺せませんよねぇ。
きれいな花ときれいな鳥と、なんだかすっかりいい気分になった春の午後でした。