BPM
国際映画祭、２本目に観たのはフランス映画の『BPM』
カンヌでグランプリを取った作品だそうです。
舞台は１９９０年代のフランス、
一般の人々がエイズという言葉や病気をやっと認識し始めた頃。
エイズ患者救済に向けた政府や製薬会社の姿勢に抗議し糾弾する
「ACT UP」というちょっと過激なグループのお話しです。
テーマがテーマだけに重い映画だったし
上映時間も長かったし
風邪気味で熱っぽかったせいもあって
……ちょっと疲れた……。
わたしにとってエイズはまったく身近なものではない
遠い世界のものです、実際。
HIVポジティブと診断された人たちの絶望や焦燥感が
ああした過激な活動に走らせたんだろうということは
頭では理解できるのですが……。
この映画の舞台になった時代からすでに数十年
エイズ治療や患者救済を巡る状況に大きな進展はあったのでしょうか。
考えてみたら、そんなことも知らないわたしだったのでした。
