ふたりの娘。二匹のメス猫。そして発達障害気味の夫。帆の街での「ごく普通の家族」のごく普通の一日はきょうもボチボチと暮れていきます。

激安ラ王の秘密

先週、久しぶりにチャイマ(チャイニーズマーケット:中華食材店)に行った。

 

 

もやし、しいたけ、ニラ、薄切りの豚肉、そうめん、豆腐……などなど

スーパーマーケットでは手に入らない食材を

(なんせ久しぶりだったので)ちょっと興奮しながら

ポイポイとカートに入れながら通路を進んで行くと

 

 

麺類の棚に日清のラ王を発見

5個パックがなんと9ドル45セント(約750円)!!

 

 

安い!

 

 

日本食材店でもラ王は買えるけれど

大体16ドルくらい(約1200円)はする。

ニュージーランドへの日本の食品の輸入窓口は

この食材店を経営する会社(社長のMさんには日本人会でお世話になった)だけで

チャイマに置いてある日本食品もすべてMさんの会社を経由しているはず。

なのに、Mさんの店より安いのはなぜだ?

と、ちょっと疑問が頭をよぎったが

深くは考えずにしょうゆ味のラ王5個パックをカートへ。

 

 

ラーメン好きの長女も大喜びで

さっそくその晩の夜食にして食べたらしい。

 

 

ところが、翌朝、娘が言うには

「あのラ王、ちょっと、味が変」

え? 賞味期限がとっくの昔に切れているとか?

安いのはそのせいだったりして?

 

 

「味は悪くないんだけど……なんというか、中国っぽい。

いつも食べてるラ王とは違う味がする」

 

 

?????
と思いながら、あらためてラーメンの袋をよく見てみると

 

 

          表側はいつものラ王

 

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          ひっくり返して裏を見てみると……

 

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           日本語が見当たらない、一個も

 

 

どうやらこれは

Mさんの会社が日本から輸入した日本のラ王ではなく、

中国人向けに作られた「中華仕様」のラーメンだったらしい。

 

 

香港やマレーシアで作られた出前一丁は以前からよく見かけたし

それが日本で食べる出前一丁とは微妙に味が違うことは知っていたけど

ラ王まで「中華仕様」が出回っているとは知らなんだ。

 

 

安いものにはそれなりの理由がある。

 

 

でも、残念ながら、中華飯大好きの長女も

ラ王は日本のもののほうが断然おいしいと言うし

やっぱり「高価な輸入品」のラ王でないと、

我が家はダメなようであります。